【適応障害⑬】10代女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年/10月~X年/11月の35日間
- 主訴:集中力低下、意欲低下
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量TBS(1,200発/回)30回
これまでの経過
集中力低下や意欲低下、気分の落ち込みがあり、なるべく早く症状を改善したいとのことでTMS治療を希望されました。
精神科の受診歴はない方です。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、倍量iTBS(1,200発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、気分の変化はまだありませんでした。
TMS20回終了時に、ご本人は「調子に変わりはない。」とのことでしたが、ご両親からは「倦怠感は変わらないようだが、表情は前より良さそうにみえる。」と改善が見える様子を伺えました。
TMS30回終了時は、「調子良くなってきた。勉強もできるようになった。」と、ご本人から主訴の改善が認められました。
30回終了後は本人からの希望もあり、維持治療へ移行となりました。
症例のまとめ
治療前半には効果を実感されませんでしたが、根気強く通って頂き、20回超えた頃に少しずつ症状の改善がみられた症例となりました。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年10月10日
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