アスリートもうつ病に!?薬に頼らない治療法とは?
「アスリートはメンタルが強い」
世間的なイメージではありますが、そのストレスの大きさは想像を絶します。
その立場になって想像すれば当然ではあるのですが、私自身も診察している中で気づかされたことが多くあります。
一方でポジティブな意味でも、アスリートとして活躍できるかは、メンタルの要素も非常に大きいです。
日本ではあまり浸透していませんが、海外アスリートはメンタルコーチをかかえ、メンタルのトレーニングとケアを非常に重視しています。
トッププロレベルになると、技術的な差よりもメンタルの差が大きいとも、当法人がサポートしているアスリートの言葉でした。
ここでは、アスリートとうつについて、「オーバートレーニング症候群」や「燃え尽き症候群」といった状態も含めて、詳しく解説します。
目次
アスリートとうつの関係は?
有名なアスリートがうつ病であることを明かすなど、近年ではアスリートのメンタルヘルスに関する注目が高まっています。
メンタルヘルスの代表的な問題であるうつは、アスリートにどのように関係しているのでしょうか。
競争の激しいアスリートはうつになりやすい
カナダではオリンピックの出場権をかけて競った選手のうち、68%がうつ病の診断基準を満たしたという報告もあります[1]。
日本においても、大学生のアスリートのうち、28~35%に中等度の抑うつ症状がみられたことが分かっています[2]。
「厳しいトレーニングで身体を鍛えているからメンタルも強い」というわけではなく、うつ症状はアスリートにも当然、起こりうる問題なのです。
むしろ「結果がすべて」のシビアな世界ではストレスは非常に大きく、うつ病などのメンタル不調をきたしやすいのです。
そしてアスリート本人も、自身がメンタル不調をきたしていると気づきにくい傾向があります。
一般的なうつとは異なる性質がある
アスリートの場合、一般的なメンタルヘルスの問題とは性質や原因が異なっています。
成績の伸び悩みや周囲からの期待など、競技に関連するストレスはアスリート特有のものだからです。
特に、チーム競技よりも個人競技の方が抑うつ症状が生じやすいといわれています[3]。
こちらも想像に難くありませんが、周囲からサポートされず孤立した環境は、アスリートにとって耐え難いストレスだといえるでしょう。
アスリートが抱える代表的なメンタルヘルスの問題として特徴的なものに、「オーバートレーニング症候群」と「燃え尽き症候群」が挙げられます。
いずれも「病名」というよりは「きたしやすい状態」になりますが、こちらでは2つの問題を中心に、アスリートの抱えるストレスとうつ病について、詳しく解説していきます。
参考文献:
[1]『エリートアスリートにおける失敗型うつ病の有病率について』:Hammond T, Gialloreto C, Kubas H, Hap Davis H 4th. The prevalence of failure-based depression among elite athletes. Clin J Sport Med. 2013 Jul;23(4):273-7.
[2]『日本人アスリートにおけるうつ病とバーンアウト進行の関連性の検討』:Rei Amemiya, Yosuke Sakairi Examining the Relationship between Depression and the Progression of Burnout Among Japanese Athletes Japanese Psychological Research 2021 64(4):373-384
[3]『個人スポーツとチームスポーツにおけるアスリートの抑うつ症状への傾向の比較。ジュニアエリートアスリートにおける心理的メディエータに関する研究』:Nixdorf I, Frank R, Beckmann J. Comparison of Athletes’ Proneness to Depressive Symptoms in Individual and Team Sports: Research on Psychological Mediators in Junior Elite Athletes. Front Psychol. 2016 Jun 17;7:893.
オーバートレーニング症候群とは?
オーバートレーニング症候群とは、過度なスポーツやトレーニングによって生じる慢性的な疲労状態です。
筋肉のパフォーマンスが回復するのに数か月以上の期間を要します。
負荷をかけたトレーニングを行うと一時的にパフォーマンスが低下しますが、十分な休息により、さらにパフォーマンスが向上します。
しかし、回復が不十分なままトレーニングを繰り返すと、ホルモンバランスや免疫系、神経系などの機能に異常が生じるのです。
これらの機能の異常により、気分や意欲の変化を始めとした不適応症状がみられるようになります。
日々、しのぎを削るアスリートにとっては、競技に影響を与える深刻な問題だといえるでしょう。
具体的にはどのような症状や原因が考えられるのでしょうか。
【症状】交感神経・副交感神経症状の2つに分かれる
オーバートレーニング症候群の症状は、以下のように交感神経型と副交感神経型に分類されます[4]。
オーバートレーニング症候群の症状 | ||
---|---|---|
副交感神経型 | 交感神経型 | その他の症状 |
疲労 | 不眠 | 拒食や減量 |
抑うつ感 | 怒りっぽい | 集中力の低下 |
脈拍数の低下 | 興奮しやすい | 筋肉がかたくなる |
意欲の低下 | 焦り | 不安感 |
脈拍数の増加 | 目覚めの悪さ | |
高血圧 |
副交感神経型は、主に有酸素運動により引き起こされます。
負荷の軽いトレーニングを長時間重ねることにより起こりますが、負担が少ないために気づきにくいといえるでしょう。
交感神経型は、インターバルトレーニングや筋肉トレーニングなど、負荷のかかる無酸素運動を行った後に起こりやすいといえます。
2つの分類があるものの、実際には複数の原因から生じる場合が多く、不安感や目覚めの悪さなどの明確に分類されない症状もあります。
【原因】免疫やストレス反応の異常など様々な要因が複合する
オーバートレーニング症候群は、十分な実証的研究がなされておらず、明確な病因が分かっていません。
筋肉の疲労によるグリコーゲンの欠乏やセロトニンの増加、炎症反応などが原因だと考えられています。
具体的には、以下のような仮説が想定されています。
オーバートレーニング症候群の原因 | |
---|---|
仮説 | 説明 |
グリコーゲンの欠乏 | 筋肉内のグリコーゲンが減少することで、倦怠感が生じる。ただ、必要なグリコーゲン量を維持していてもオーバートレーニング症候群になる可能性がある。 |
トリプトファンの増加 | 運動により酸化が進み、相対的にトリプトファン量が増加することで、気分の変化や不眠を生じさせる。トリプトファンは神経伝達物質であるセロトニンの原料だが、過剰になると睡眠障害や倦怠感などの症状が起こる。 |
グルタミンの欠乏 | グルタミンの欠乏により免疫機能を低下させてしまう可能性がある。特に、2時間以上に渡る長時間の運動もしくは高負荷の運動を続けると起きやすい。 |
酸化ストレス | 酸化ストレスとは、トレーニングにより損傷した筋肉から活性酸素が生じ、その量が過剰になった状態。酸化ストレスにより、筋肉の疲労や炎症、痛みを引き起こす可能性がある。 |
副交感神経の優位 | トレーニングが過度のストレスとなり、自律神経系のバランスを崩してしまう。副交感神経が優位になることで、倦怠感や意欲の低下が生じる。 |
視床下部の異常 | ストレスを認識したときに働く視床下部―下垂体―副腎系に障害が生じる。その結果、コルチゾールの作用が低下し、倦怠感を招く。 |
サイトカイン仮説 | サイトカインとは、細胞間の情報伝達を担うタンパク質の1種。トレーニングで生じた筋肉の小さな傷が、動き続けることで傷が大きくなり、サイトカインを生じさせる。サイトカインの中には食欲の抑制タンパク質の合成の阻害、睡眠障害を生じさせる物質がある。 |
※参考文献[4]で挙げられている仮説を参考に作成
参考文献:
[4]『オーバートレーニング症候群』:Kreher JB, Schwartz JB. Overtraining syndrome: a practical guide. Sports Health. 2012 Mar;4(2):128-38.
【検査・診断】3つの検査方法と実際の診断
オーバートレーニング症候群の診断にあたっては、以下のような心理検査が用いられることがあります。
- 気分プロフィール検査POMS:緊張や不安、落ち込みなどの一時的な気分の変化を把握する。
- 心理的競技能力診断検査DIPCA.3:忍耐力や集中力、自信などのスポーツ選手に必要な心理的競技能力を診断する。
- 心肺運動負荷試験CPX:エルゴメーターで運動しながら血圧・心電図・呼気ガス分析をおこない、心肺や筋肉の機能を把握する。
オーバートレーニング症候群は、血液検査などの一般的な臨床検査では異常が見つからず、診断を下すことが難しいといえます。
一般的なクリニックや病院では、問診を中心として診断をしていきます。
スポーツ医学専門の医療機関では、POMSから気分変化を把握したり、CPXによりパフォーマンスを観察したりなども踏まえ、状態像から判断していきます。
【対処①】十分な休息と栄養補給が必須
オーバートレーニング症候群になってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
最も重要なのは、十分な休息と栄養補給です。
トレーニングを中断、もしくは減らして数日間休息しましょう。
そして、適度な水分と炭水化物やタンパク質など筋力に不可欠な栄養素を意識的に摂取し、体力の回復を図ります。
運動をする場合には、ストレッチやウォーキングなどの負荷の少ないエクササイズから徐々に慣らしていく方がよいでしょう。
また、スポーツマッサージや呼吸法など、リラクゼーション法を積極的に行うことで休息効果を高めることができます。
【対処②】気分や心拍数の変化に気づく
気づかないうちに高負荷のトレーニングを繰り返してしまい、パフォーマンスが低下してしまうことが少なくありません。
心身の変化に気づき、予防することが大切です。
心身の変化に気づく予防法として、気分の変化を記録する方法があります。
トレーニングごとの気分を記録し、抑うつ感やイライラといったネガティブな感情が強くなっていないかを確認します。
またアスリートにとって、心拍数の変化も重要な指標です。
安静時やトレーニング時の心拍数を計測し記録するとよいでしょう。
特に、起床時に1分間当たり10回の心拍数増加が見られる場合、注意が必要です。
アスリートの燃え尽き症候群とは?
オーバートレーニング症候群に加え、アスリートを悩ませる心の問題として、燃え尽き症候群があります。
アスリートでの燃え尽き症候群の症状や原因、対処法について解説します。
一般的な燃え尽き症候群については、以下の記事をご覧ください。
【症状】スポーツに対する意欲を失った状態
スポーツにおける燃え尽き症候群とは、アスリートが本来持っていた活動への意欲を失い、エネルギーが消耗した状態を指します。
具体的には、以下のような症状が代表的です。
- 競技中の集中力が落ちてきた
- イライラしたり、気分が落ち込んでしまったりする
- トレーニングをしても報われないように思う
- 競技を続けることにうんざりしている
- 思うように成績が伸びず焦る
- 競技以外に自分の価値はないと思う
【原因】成績への固執やアイデンティティの問題
アスリートが競技への意欲を失ってしまう原因には、成績への固執やアイデンティティの問題が関係しています。
競技に熱中し、成功体験を積むことで周囲からは過度に期待されるようになります。
さらに、スポーツに没頭しコーチに依存してしまうなど、人間関係も狭くなりがちです。
競技生活の行き詰まりを感じても、チームメイトには弱みを見せられず、孤立状態に陥りやすいでしょう。
また、成功体験から得た自信をもとに、偏ったアイデンティティを形成しやすいことも原因の1つです。
熱心に取り組むほど、スポーツ以外に自分の価値を見出す機会が少なく、成績が伸び悩んでも競技に固執し続けてしまうのです。
このように、スポーツに没頭した状態が固執に変わっていくことで疲弊し、燃え尽き症候群に陥ってしまうといったプロセスが考えられます。
【対処①】レジリエンスを高める
燃え尽き症候群を予防するために重要なのが、レジリエンスという能力です[5]。
レジリエンスは「可塑性」ともいわれ、ストレス状況に対する回復力を指します。
特にスポーツにおいては、以下のレジリエンスの要素が重要だと考えられています[6]。
- 対人制御:良好な関係を築く
- 情動制御:困難な状況もポジティブに捉える
- 心身制御:困難な状況でも耐え抜く力
- 達成制御:状況改善のために様々な行動を試せる
上記4つの要素からは、厳しい状況でもポジティブに捉えて耐え、周囲のサポートを受けながら様々な対処法を試せる力が必要だといえます。>
競技人生において、行き詰まりの状態は避けられないものですが、柔軟に捉え対処することが、燃え尽き症候群の予防には重要です。
【対処②】ネガティブな感情を認める
アスリートの燃え尽き症候群に有効な治療法として、認知行動療法とマインドフルネスが挙げられます[7]。
認知行動療法とは、強いストレスに繋がる考え方を見直して修正していく心理療法です。
困難な状況下において、考え方を切り替えたり、対処行動を増やしたりすることでストレスを適切に処理できるように取り組みます。
マインドフルネスとは、評価や判断をせず、ありのままの体験をするプロセスであり、瞑想によって鍛えるものです。
真面目なアスリートほど、疲労や不安を感じても「練習で音を上げてはだめだ」「コーチに迷惑をかけられない」と抱いた感情を否定することがあります。
「不安を感じてはだめだ」と思うのではなく、ネガティブな感情をありのまま体験していくことが、行動や思考を柔軟にするのです。
特に、普段からネガティブな感情を表出するアスリートほど、ポジティブな感情により燃え尽き症候群を予防できるという報告もあります[8]。
ネガティブな感情を抑制せずに体験し、対処方法のレパートリーを増やすことが、燃え尽き症候群の予防に繋がるといえるでしょう。
参考文献:
[5]『日本人アスリートにおけるレジリエンスとバーンアウトの関係に関する縦断的研究』:Yuki Ueno,Taira Suzuki Longitudinal study on the relationship between resilience and burnout among Japanese athletes Journal of Physical Education and Sport 2016 16(4):1137-1141
[6]『スポーツ場面における 心理的レジリエンス因子の探索的研究』:上野雄己・清水安夫 2011 学校メンタルヘルス14(2):211-218
[7]『ユースアスリートにおけるバーンアウトとメンタル面の介入』:Wilczyńska D, Qi W, Jaenes JC, Alarcón D, Arenilla MJ, Lipowski M. Burnout and Mental Interventions among Youth Athletes: A Systematic Review and Meta-Analysis of the Studies. Int J Environ Res Public Health. 2022 Aug 26;19(17):10662
[8]『男性スポーツ選手におけるバーンアウト傾向の深刻化とポジティブ感情の関係性』:田中輝海・水落文夫 2013 スポーツ心理学研究40(1):43-57
アスリートのうつ病治療
これまで「オーバートレーニング症候群」と「燃え尽き症候群」という、アスリートが陥りやすいメンタル不調をご紹介してきました。
状態がすすんでしまうと、的に脳のエネルギーが低下してしまって、「うつ病」と診断されます。
その治療は、アスリートだからといって特別な治療があるわけではありません。
うつ病の治療法としては、「環境調整(休息)」「薬物療法」「精神療法」「TMS治療」などが選択肢としてあげられます。
しかしながら注意しなければならないのが、「薬」の競技への影響です。
競技を続けながら治療をしていく場合は、お薬の影響を、ときにはドーピングなどの問題も含めて考えていく必要があるのです。
負荷をコントロールように「環境調整」
アスリートにとって、競技から離れることはブランクを作ってしまい、非常に勇気がいることです。
ですがそれでも、時にはしっかりと休養を取る必要があります。
少なくとも、治療をしながら悪循環していかないように、環境を整える必要があります。
いかにオンオフをつけて、反芻思考とよばれる、悪いことをループする「ぐるぶる思考」を止められるかが重要です。
お薬を用いた「薬物療法」
うつ病の治療は、薬物療法を軸に進めていくことが多いです。
しっかり休める環境を整えながら、ご本人にあったお薬を探していきます。
お薬の副作用には個人差があり、またアスリートにとっては、微妙な認知機能の低下でパフォーマンスを低下させてしまうこともあります。
また、ドーピングの問題などもあり、競技によっては慎重にお薬を選んでいく必要があります。
再発防止の「精神療法」
精神療法は、主に再発予防を目的に行うことが多いです。
臨床心理士などの専門家と対話を重ねながら、困りごとの解決方法を探っていきます。
調子がよくない時期は思考もマイナスに歪みがちなので、ある程度落ち着いてから精神療法をすすめていく場合がほとんどでしょう。
副作用を抑えた「TMS治療」
TMS治療とは、脳をピンポイントで磁気を介して電気刺激する治療法です。
脳をピンポイントで電気刺激することで、脳内のネットワークを正常な働きに戻していきます。
アスリートにとって最大のメリットは、物理的な治療なので競技への影響の心配が少なく、また短期集中治療が可能であることです。
副作用少なく短期集中治療可能な「TMS治療法」
TMS治療は、2019年6月に日本で認可された新しい治療法になります。
アスリートのうつ病の方には非常にメリットが大きい治療法になりますが、自由診療が中心となっているので費用がかかってしまいます。
アスリートにとっては、以下のメリットがあります。
- 副作用の少なさ
- 短期集中治療
治療中に軽い頭皮痛が走りますが、慣れる方がほとんどです。
また基本的なプロトコールでは、最短で2週間治療が可能となります。
TMS治療については、以下の当院HPをご覧ください。
トップクラスのアスリートの方でご検討いただく場合、当院での特別プラン(治療時間帯の配慮なども含めて)がございますので、受付にご相談ください。
当法人が応援しているアスリートより
当法人では、テニスプレイヤーの市川誠一郎選手を応援してきました。
市川誠一郎選手は、代表の中高同級生(開成中学・高校)で、東京大学進学後にプロテニスプレイヤーを目指した異色のアスリートです。
海外でツアー転戦しながら武者修行を行っている中で、その中でメンタルの重要性を強く感じており、海外でのメンタルコーチなどについても学びを深めています。
特別アドバイザーとして、硬式テニスプレイヤーに対するプロメンタルカードの監修を行っています。
アスリートのうつは生き方を見直すきっかけ
メンタルヘルス上の問題は、これまでの生き方のままでは、豊かに生きられないことを示すサインでもあります。
競技に没頭してきた自分を称えつつ、スポーツとの距離を見直し、新しい自分の価値を見つけていく機会ともいえるでしょう。
オーバートレーニング症候群や燃え尽き症候群の治療には、何より休息が不可欠です。
体力を回復しつつ、これからの生き方についても考えていくことが大切でしょう。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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執筆者紹介
大澤 亮太
医療法人社団こころみ理事長/株式会社こころみらい代表医師
日本精神神経学会
精神保健指定医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/認知症サポート医/コンサータ登録医/日本精神神経学会rTMS実施者講習会修了
カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2023年2月10日
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