【うつ病54】30代女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年/12月~X年/12月の19日間
- 主訴:憂鬱、意欲が湧かない、不眠
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量iTBS(1,200発/回)30回
これまでの経過
10代の頃よりうつ病を発症され、薬物治療を続けるものの中々奏功せず、TMSを希望されました。
レクサプロ(抗うつ薬)、エビリファイ(抗精神病薬)、デエビゴ(睡眠薬)を内服中でした。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、倍量iTBS(1,200発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、「気分は前より少しいいかも。」とのことでした。
TMS20回終了時には、「よくなってきた。いつも悲観的だったが、何とかなるかなと思える。読書も集中できるようになってきた。眠れるようになった。食欲もある。」と、効果を実感されていました。
TMS30回終了時は「調子よい。読書ができるようになった。集中できる。」と意欲の向上もみられ、主訴の改善が認められました。
遠方からの短期滞在のため、ブースター治療についてご案内し終診となりました。
症例のまとめ
遠方からの滞在ということで、慣れない環境に対し初めはかなり不安があるようでした。
治療を行う中、「スタッフとコミュニケーションを重ねることで不安が解消された」とおっしゃってくださり、治療スタッフの関りも実臨床で大切であることを感じさせられた症例でした。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年10月9日
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