【うつ病56】20代女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年/11月~X年/12月の48日間
- 主訴:抑うつ状態
- TMS治療の目的:うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量iTBS(1,200発/回) 30回
これまでの経過
仕事量の増加や人間関係がきっかけでうつ病と診断されました。
休職中に症状を改善したいとのことで、TMS治療を希望されました。
トリンテリックス・イフェクサー・トリプタノール(抗うつ薬)、エビリファイ(抗精神病薬)、セルシン(抗不安薬)、デエビゴ・ベンザリン(睡眠薬)を服用中です。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、倍量iTBS(1,200発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、「認知機能が改善してきた。物事を並行してできるようになり、物忘れが減った。」とのことでした。
TMS20回終了時には、「落ち込み強くない。買い物や料理ができる。」とのことでした。
TMS30回終了時は、「落ち着いている。落ち込みや不安が減った。」と、主訴の改善が認められました。
ブースター治療についてご案内し、終診となりました。
症例のまとめ
休職中での治療ということで、間隔をあけず密に通って頂くことができました。
治療効果の反応も良く、10回前後で効果を実感されていました。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
取材や記事転載のご依頼は、最下部にあります問い合わせフォームよりお願いします。
カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年10月9日
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