【うつ病58】20代女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年10月~X年/12月の61日間
- 主訴:眠れない、朝起きられない、イライラ、悲観的な考え
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:通常TBS(600発/回)30回
これまでの経過
集中力低下と伴う抑うつ状態を認めるため、TMS治療を希望されました。
他院にて一度TMS治療を体験されていますが、その他は未治療です。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、通常iTBS(600発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、「集中力の低下が良くなってきた。記憶力はまだ改善しない。睡眠はとれるようになってきた。」とのことでした。
TMS20回終了時には、「調子良くなってきた。集中力も記憶力も改善してきている。」と、自覚される効果がみられました。
TMS30回終了時は、「まだ波はあるが全体的に良くなった。気分の落ち込み・希死念慮が減った。集中力も良くなった。」と、主訴の改善が認められました。
30回目以降は維持治療を希望されました。
症例のまとめ
平日特別プラン(平日の午前中のみ治療可能)での導入になりますが、3日以上空けずに通って頂き、症状の改善が認められました。
治療前のうつ症状も重たく、薬物療法の前にTMS治療を行いましたが、十分な治療反応を認めた症例になります。
【お読みいただいた方へ】
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「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年10月9日
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