【うつ病59】30代女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年1月~X年/3月の52日間
- 主訴:不安、不眠傾向、適応障害
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:iTBS30回(平日特別プラン)
これまでの経過
出産後、漠然とした不安が出現し不眠傾向となったため当院を受診。
挙児希望あるため薬物療法は希望されず、TMS治療を希望されました。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
TMSの治療を開始し、副作用なく経過していくも気分の変化は見られず。
20回終了後、本人からは「気が楽になった」「頭の違和感が無くなった」「仕事と育児の両立が出来ている」と治療効果が見られる発言が聞かれるようになりました。
治療30回終了後には、「調子も良い」「集中力も戻ってきた」と治療効果を更に実感されている様子でした。
終診となり、今後治療を再開されることがあった際のブースターTMS治療の説明を行いました。
症例のまとめ
治療による副作用もなく、心理検査も数値の改善がみられ減薬にもつながった事が本人の治療に対するモチベーションに繋がったと思われます。
挙児を希望される方に対して、TMS治療は短期集中治療が可能となるので、そのメリットの大きさを感じることが出来た症例となりました。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年10月9日
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