【うつ病68】20代男性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年2月~X年/2月の11日間
- 主訴:憂鬱、不安感
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:iTBS(600発/回) 30回
これまでの経過
うつ病で他院に通院中の患者様です。
3月から転職予定で環境の変化をする前に症状改善を目指し、TMS治療を希望されました。
抗うつ薬、抗精神病薬を内服中です。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、iTBS(600発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、「気分の変化は感じない」とまだ効果を実感されませんでした。
TMS20回終了時には、「悲観的にならない感じ。日中はある程度読書が出来る。睡眠もとれ、食欲もある」と治療前にはできなかった些細なことが出来るようになりました。
TMS30回終了時は、「調子は悪くない。落ちこみや不安が減った。」と主訴の改善が見られました。
30回目の治療後にご本人様に直接お話ししたところ、「良くなった感じがします」と初回の時よりもとても表情が柔らかくなり、笑顔も見られました。
30回治療終了後はブースター治療についてご案内し、遠方からの患者様でしたので終診となりました。
症例のまとめ
通常TBS(600発/回)を1日3回行い、ほぼ毎日通院し、11日で治療を終えました。
治療10回目では、まだ効果を実感することが出来ませんでしたが、20回目以降から徐々に効果を感じられ、治療前にはできなかった些細なことから出来るようになりました。
遠方からの患者様で短期滞在中に治療を終えました。とても短期間でしたが、治療を欠かさず行うことによって、短期間で症状改善された症例です。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年10月10日
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