【うつ病84】50代男性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年/11月~X年/11月の20日間
- 主訴:意欲・記憶力の低下
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量iTBS(1,200発/回) 30回
これまでの経過
うつ病の再燃、再発を繰り返しており、医師の勧めでTMS治療を希望されました。
サインバルタ(抗うつ薬)、エビリファイ(抗精神病薬)、リフレックス(抗うつ薬)を内服中です。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、倍量iTBS(1,200発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、「なんとなく悩みこむことが減った。頭が軽くなった。眠れていると思う。」とのことでした。
TMS20回終了時には、「頭がスッキリしてきた。前回は何となくだったが、今回ははっきり自覚できている。久々にウォーキングもできた。少し食欲も出た。」と、効果を実感されていました。
TMS30回終了時は「調子よい。趣味への興味も戻ってきた。不安も軽減されている。」と意欲の向上もみられ、主訴の改善が認められました。
維持療法やブースター治療についてご案内し、一旦終診となりました。
症例のまとめ
休職中、短期間での治療でしたが寛解し、復職することもできました。
治療の間隔を空けず詰めて通って頂けたこともあり、比較的早めに主訴の改善が認められました。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
取材や記事転載のご依頼は、最下部にあります問い合わせフォームよりお願いします。
カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年12月17日
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