【うつ病⑨】69歳女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年7月~X年8月の30日間
- 主訴:過食、不安、抑うつ状態
- TMS治療の目的:過食、不安、抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量TBS(1,200発/回) 30回
これまでの経過
他院にてうつ病と診断され、TMS治療に興味を持たれ来院されました。
肥満恐怖、過食により40代で精神科を初めて受診されました。いくつかの病院への受診歴があります。
初診時は、マイスリーのみ服用中でした。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、1日2回治療で倍量TBS(1,200発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は「気分はまだ変化ない。」と効果の実感はありませんでした。
TMS20回終了時は、「右肩上がりというわけではないが、悪くないと思う。」とのことでした。
TMS30回終了時は、「調子悪くない。色々動くようにしている。睡眠もとれている。」と気分の改善が認められました。
維持療法をご案内し、終診となりました。
症例のまとめ
ご高齢のため、やはりMEPも高めの値となり疼痛が強く、115%で治療を行いました。
効果が認められるのには時間がかかりましたが、1日2回治療を行い、最終的には抑うつ状態が改善されました。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
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ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2021年8月26日
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