【気分変調症②】40代男性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年/11月~X年/1月の47日間
- 主訴:やる気が出ない、聞いた話をすぐに忘れる
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量iTBS(1,200発/回) 30回
これまでの経過
過去にうつ病の診断で治療歴のある患者様です。抑うつ状態が消長しているため、当院でのTMS治療を希望されました。
20年程前に精神科を受診されていますが、薬が合わず、それ以降は治療されていません。
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、倍量iTBS(1,200発/回)を30回行いました。
TMS10回終了時は、「気分がスッキリしてきた。」とのことでした。
TMS20回終了時には、「頭の重さもとれてきた。気分は変わらずスッキリしている。仕事に行きたくない気持ちも減った。睡眠・食欲OK。」と、効果を実感されていました。
TMS30回終了時は「調子よい。落ちこみ・不安改善した。」と主訴の改善が認められました。
ご希望により、維持治療へ移行しました。
症例のまとめ
仕事後に来院という生活は大変そうでしたが、平日は1日1回、土日は1日2回治療を行い、主訴の改善が認められました。
抑うつ症状が年単位で遷延していた気分変調症に対しても、TMS治療が効果が期待できることを実感できた症例になります。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年12月17日
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