【双極性障害⑭】20代女性

プロフィール

  • 治療期間:X年8月~X年10月の47日間
  • 主訴:抑うつ
  • TMS治療の目的::抑うつ状態の改善
  • TMS治療プロトコール:右rTMS(1,800発/回)30回

これまでの経過

数年前から他院通院中の患者様です。

薬物治療を行っていますが、抑うつ状態が消長しているため、TMS治療を希望されました。

リーマス(気分安定薬)、クエチアピン(抗精神病薬)を内服中でした。

TMS治療経過

双極性障害⑭の心理検査の結果をご紹介します
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

抑うつ状態を改善するため、右低頻度(1,800発/回)を30回行いました。

TMS10回終了時は、「先のことがポジティブに捉えられるようになった。」と早い段階で気分の変化を実感していました。

TMS20回終了時は、「順調に良くなっていると思う。10回目の時よりも調子が良い。」とのことでした。

TMS30回終了時は、「落ち込み強くない。趣味も楽しめている。集中もできている。」と主訴の改善が見られました。

ブースター治療についてご案内し、終診となりました。

症例のまとめ

右頻度(1,800発/回)を30回行いました。

治療間隔を3日以上空けることなく詰めて通院していただき、早い段階から効果を実感され、1クール終了まで順調な経過をたどりました。

終了時には「当院に通院してから本当に良くなった。」と笑顔で話され、双極性障害のうつ状態の改善にも、TMS治療は効果が期待できることが実感できた症例でした。

【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。

医療法人社団こころみ採用サイト

また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。

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カテゴリー:こころみ医学  投稿日:2022年12月17日

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