第3回臨床TMS研究会での当院治療成績のご紹介
2021年10月31日(日)、第3回臨床TMS研究会が開催されました。
今回は当法人代表の大澤亮太が登壇させていただき、治療内容および成績のご紹介と自由診療TMS治療の実情について私見を述べさせていただきました。
当院からも大澤の登壇でしたので、井川・野川・山口・武田医師、臨床工学技師、看護師、受付スタッフが参加しました。
当院の顧問いただいている国際医療福祉大学の野田先生が中心となり、慶応大学の三村教授が世話人代表をされているTMS研究会です。
全国のTMS治療関係者が集まる、最大の精神科領域でのTMS勉強会になります。
各施設におけるTMS療法の状況報告(司会:野田賀大先生)
保険診療でTMS治療を行われている3つの医療機関での実施状況の報告、そして東京横浜TMSクリニックも自由診療のTMS治療医療機関として報告させていただきました。
- 和歌山県立医科大学(髙橋隼先生)
- 桶狭間病院 藤田こころケアセンター(目片隆宏先生)
- 佐賀大学医学部附属病院(立石洋先生)
- 東京横浜TMSクリニック(大澤亮太)
TMSデータベースレジストリについてのご案内
TMSデータベースレジストリ研究についてのシステムを含めて共有いただきました。
ちょうど当院では前日に野田先生との第12回TMS勉強会を院内開催し、その中で運用相談を行いました。
患者さんのベースライン情報登録、うつ病の心理検査バッテリー(15個)にのぼるため、いかに患者さんに負担がかからずに協力いただけるかを検討しました。
当院でもなるべく早く運用を確立し、実施していきたいと思います。
オーディエンス・参加者を交えての質疑応答・意見交換
その後の自由討論では、ありがたいことに当院の発表に対するご質問を数多くいただきました。
特に強迫性障害に対するTMS治療の関心の高さ、そして自由診療領域での実情について、多くの共感をいただきました。
また顧問の野田先生はじめ、慶應大学の三村將教授からも当院の取り組みに応援のメッセージをいただき、この1年真面目に取り組んできた努力が報われました。
当院としてもデータベースレジストリ研究への貢献を通して、臨床現場でのデータを大学病院でも活用いただき、ひいては多くの患者さんの治療に還元されるよう励んでまいります。
当院の発表内容について
東京横浜TMSクリニックとして、
- 診療体制のご紹介
- 治療プロトコールのご紹介
- うつ病の治療成績のご紹介
- 強迫性障害の治療成績のご紹介
- 予約状況や問い合わせ内容のご紹介
- 受診患者様のご紹介
- 治療導入割合とお断り患者様の属性
- 自由診療での患者様のマーケット
- 倫理観が破綻しやすい理由の私見
- 嫌がらせで適応外患者を紹介する競合他院への警告
- 適切なTMS治療を広げていくための私見
をお伝えさせていただきました。
当日のアジェンダはこちらになります。
【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(総合職)も随時募集しています。
また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
取材や記事転載のご依頼は、最下部にあります問い合わせフォームよりお願いします。
カテゴリー:お知らせ 投稿日:2021年11月2日